NFTアグリゲーターについて調べてみた


前回の記事では、NFTマーケットプレイスについて調べてみました。

海外と国内それぞれどのようなNFTマーケットプレイスがあるのかを見てみたところで、今回はNFTを売買できるマーケットプレイスを取りまとめる役割を果たすNFTアグリゲーターとは何かを紹介いたします。


NFTアグリゲーターとは、複数のNFTマーケットプレイスを取りまとめ、ユーザーが複数のマーケットプレイスに出品されているNFTに簡単にアクセスできる仕組みを取っているプラットフォームのことです。

現在NFTマーケットプレイスは、Open Seaをはじめ数多く存在しているため、NFTを購入する際、1つのマーケットプレイスを確認するだけでは、望むデザインのNFTを購入できない可能性があります。
NFTアグリゲーターでは、複数のNFTマーケットプレイスでの出品状況を収集し、NFTコレクションごとに一覧表示できるようになっています。特定のマーケットプレイスに絞って表示することもできます。


gem

これによりユーザーは、複数のマーケットプレイスにアクセスする必要がなくなり、1画面を見て最適な価格で売買できるようになります。

旅行に行く際、情報比較サイトを利用して、できるだけ安く特典がある旅行サイトを探すことと同じように、NFTアグリゲーターは、ユーザーに需要のある仕組みであるといえます。


代表的なNFTアグリゲーターは、イーサリアムとソラナ基盤に分かれています。

イーサリアム基盤

OpenSea系のGem(ジェム)

分散型取引所ユニスワップ(Uniswap)系のGenie(ジーニー)


ソラナ基盤

Magic Eden系のCoral Cube(コーラルキューブ)


現在、大手NFTマーケットプレイスや大手DEXによる買収や提携の発表が増えており、他のチェーンでもNFTアグリゲーターが登場する流れになるかもしれません。