前回の記事では、NFTマーケットプレイスについて調べてみました。
海外と国内それぞれどのようなNFTマーケットプレイスがあるのかを見てみたところで、今回はNFTを売買できるマーケットプレイスを取りまとめる役割を果たすNFTアグリゲーターとは何かを紹介いたします。
NFTアグリゲーターとは、複数のNFTマーケットプレイスを取りまとめ、ユーザーが複数のマーケットプレイスに出品されているNFTに簡単にアクセスできる仕組みを取っているプラットフォームのことです。
現在NFTマーケットプレイスは、Open Seaをはじめ数多く存在しているため、NFTを購入する際、1つのマーケットプレイスを確認するだけでは、望むデザインのNFTを購入できない可能性があります。
NFTアグリゲーターでは、複数のNFTマーケットプレイスでの出品状況を収集し、NFTコレクションごとに一覧表示できるようになっています。特定のマーケットプレイスに絞って表示することもできます。
これによりユーザーは、複数のマーケットプレイスにアクセスする必要がなくなり、1画面を見て最適な価格で売買できるようになります。
旅行に行く際、情報比較サイトを利用して、できるだけ安く特典がある旅行サイトを探すことと同じように、NFTアグリゲーターは、ユーザーに需要のある仕組みであるといえます。
代表的なNFTアグリゲーターは、イーサリアムとソラナ基盤に分かれています。
イーサリアム基盤
OpenSea系のGem(ジェム)
分散型取引所ユニスワップ(Uniswap)系のGenie(ジーニー)
ソラナ基盤
Magic Eden系のCoral Cube(コーラルキューブ)
現在、大手NFTマーケットプレイスや大手DEXによる買収や提携の発表が増えており、他のチェーンでもNFTアグリゲーターが登場する流れになるかもしれません。
A型の新卒女子。中学高校時代は海外に在住、大学では経営学を専攻。どうすればお金を稼げるのか、お金に関する知識が欲しいと思い金融系の就職を目指す。これから伸びる業界が良いと思っていたタイミングで暗号資産に出会い、新卒でOKCoinJapan に入社、マーケティング部所属。趣味は漫画・アニメ、最近ハマっているのは『アオアシ』。NFTとメタバースにも興味あり 『サマーウォーズ』、『竜とそばかすの姫』が現実にできることに感動。