昨日は米国株式市場が大幅下落となった影響が見受けられ、ナスダックの下げ幅が大きくなった時間帯に暗号資産市場も下げ足を速めた。 ナスダックは前日比-514.11となり、終値としては2020年12月以来の安値を付けた。
中国の上海以外の都市でも新型コロナウイルスの拡大によるロックダウンが広がることが懸念されている。ロシア・ウクライナ情勢の長期化に加えて、中国のサプライチェーンの大部分が機能しなくなることは世界経済の減速に繋がりかねない。
経済指標としては、4月28日に1~3月期の米GDP速報値が発表される。
直近数週間では、暗号資産市場が上昇しても比較的簡単に売りが優勢となる展開となっており、継続して高いボラティリティを望んでいる投資家も多数いることを念頭に置いておく必要がありそうだ。
BTCテクニカル分析:短期移動平均線まで上昇するも行ってこいの展開に
BTCは20日移動平均線付近の40,800ドルまで上昇したものの、その後は直近安値を更新した。下落の勢いは強く、40,000ドルを維持することはできなかった。
さらなる安値を試す可能性を視野に入れておきたい。
ETHテクニカル分析:安値を探る展開
BTCと同様に、月曜日の急騰の後に、直近の安値水準まで下落した。 現在は100日移動平均線付近を下回る2,800USDT台で推移している。
買い手はこのラインをサポートとして維持したいものの、100日移動平均線から下方向への乖離がさらに広がる可能性を検討する必要がありそうだ。
NFT:Yuga Labsがメタバース「Otherside」のローンチ詳細を公開
大人気NFT「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)を手掛けるYuga Labsが、新プロジェクトのメタバース空間「Otherside」のローンチ詳細を公開した。
Twitterでは下記のツイートがされた。
以前公開された「Otherside」に関する映像からは、「CryptoPunks」「Mutant Apes」「Cool Cats」「Meebits」といった注目度の高いNFTプロジェクトが確認された。
今回「Otherside」の土地に関するミントは、今週土曜日に実施される予定。
ユーザーは、ApeCoin(APE)のみを利用することができ、ガス代としてはETHが必要となる。
ミントは、ダッチオークション方式で行われ、APEは1年間のロック期間が設けられるとのこと。