スプレッドとは?
スプレッド(spread)は直訳すると「広がり」を意味し、暗号資産を売る時の価格(売値)と買う時の価格(買値)の価格差のことを言います。
暗号資産取引では、売値と買値の2つのレートが提供されています。
この売値と買値の価格差は暗号資産における実質的な取引コストとなり、手数料とも呼ばれています。国内暗号資産取引所の多くは取引手数料が無料です。しかし、外付けの取引手数料とは別に、スプレッドが実質的な取引コストになります。
暗号資産取引所の取引コストが高い、安いといった比較は「スプレッドが広い」「スプレッドが狭い」といった形で表現され、「スプレッドが広い」業者は取引コストが高く、「スプレッドが狭い」業者は取引コストが安いといった比較になります。 従って、スプレッドが狭い暗号資産取引所を選択すると、実質的な取引コストを抑えられるため、取引において有利になります。
取引画面(販売所)でのスプレッドの見方
「OKCoinJapan」の実際の取引画面(BTC/JPY)でスプレッドを見てみましょう。
販売所をタップすると「売却」と「購入」ボタンが表示されます。
「売却」と「購入」ボタンをタップすると、BTCの売値と買値が参考価格として表示されます。
図のタイミングでは、以下の通りになっており、売値と買値に価格差があることが確認できます。この価格差がスプレッドになります。
売値:1 BTC≒6,352,680円
買値:1 BTC≒6,397,137円
スプレッド比較サイト
『知っとこ!ビットコイン図鑑』
複数の国内暗号資産取引所におけるBTCのスプレッドを異なるタイミングで比較しており、客観性のあるウェブサイトと言うことができます。また、販売所形式のメリットや各暗号資産取引所の特徴を詳細に記載しています。
『Coin Choice』
複数の暗号資産取引所における取引所(板取引)形式でのスプレッドをリアルタイムで表示しています。最も優位な暗号資産取引所の表示やアルトコインの比較も行っています。
最後に、暗号資産取引を行う上で、取引量が増えれば増えるほど、そして暗号資産投資を長く続ければ続けるほど、取引コストも蓄積されていきます。暗号資産取引での利益を最大化するためにも、スプレッドが狭い暗号資産取引所を選びましょう。